異国の地で商社マンの仕事を体感中。様々な人との繋がりやチームワークが重要ですね。

現在の主な業務内容

駐在先のパリから日本の本社と連携し、欧州既存仕入先との取引をサポートしています。また、展示会訪問などを通じ、新規仕入先の開拓や欧州市場などの情報も入手しています。 さらには、香港のメンバーと連携し、欧州市場ブランドへの製品OEM取引や、欧州での展示会出展のサポートをしています。

この仕事で「一番嬉しかったこと」「この仕事に就いて良かった」と思ったことはどんなことですか？

一番嬉しかったことは、自分の考えた新しいビジネススキームが認められ、取引先や関係者を巻き込んで自分のアイデアを実現できたことです。具体的には糸の開発からブランディング、そして製品化まで繋がり、その過程で紡績メーカー・ブランディングデザイン会社・製品企画デザイナー・取引先と一定の賛同を得られ、実現できた時は喜びを感じました。 この仕事について良かったことは、紡績メーカーから物流会社、アパレルブランド、PR会社など様々な職種の人と接点を持つことができ、自分の視野を広げることができたことです。また国内だけでなく、アジア・欧米とのビジネスの中でもまた新しい視点を得ることができます。

海外事業の面白さ、大変なところ

日本での常識や経験だけでは通用しないことです。海外では会社名を伝えるだけでは相手に全く伝わらないため、一から会社概要や事業を説明し理解してもらう必要があります。また競合他社も日本企業だけではなく、世界各国の企業となるため、その中で日本企業としての優位性や、取引先へのメリットを考え見つけることが、海外事業の面白さであり大変なところです。

海外と日本での仕事の違い、感じたギャップ

欧州の方が、限られた勤務時間の中で最大限の結果を出すという意識が高いと感じます。また、勤務時間内に全ての業務を終わらせることを目的として会議の時間の取り方や会議の進め方を組み立てており、必要以上に細かく丁寧な仕事より、スピードと結果を評価するケースも多く見られます。
仕事とプライベートの切り分けが日本よりはっきりしていますね。

学生・就活生へのメッセージ

先の予想をすることが難しい時代になっていますが、予想できない分、柔軟に対応することが求められる時代だと思います。あまり固まった考えだけに縛られず、広い視野を持ちつつ、恐れず自信を持って就職活動に取り組んでください。ビジネスとしても意見や考えの多様化が必要となってきています。周りの考えやアドバイスだけに流されず、自分のやってみたい事をしっかりと考えて、それを実現できる可能性のある就職先が探せると、就職活動もやり易くなると思いますし、就職後も楽しく仕事に取り組めると思います。