3D衣服データを用いたパーソナライズド・ビジュアルコミュニケーション実現に向けた新たなプロジェクトを開始

プレスリリース

2024.07.10

当社の子会社であるデジタルクロージング株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:御子柴良太「以下、デジタルクロージング」)は、株式会社NTTデータ(本社:東京都江東区、代表取締役社長:佐々木裕「以下、NTTデータ」)とともに、AIと3D技術を用いて、事業者と消費者の間をパーソナルなビジュアルコンテンツでつなぐ、新たなビジュアルコミュニケーションの実現に向けた新たなプロジェクトを開始いたします。

  • デジタルクロージングとは
    デジタルクロージングは衣服用3D CADソフトを用いて、主にアパレル企業向けに3D衣服データの制作・販売を行っています。デジタルクロージングが制作する3D衣服データは、アパレル企業における洋服の企画・開発工程やデジタルカタログ用途、ECサイト用途など、幅広いユースケースで活用されています。実際の洋服を必要とせずに多様な場面で効果的なビジュアルコンテンツを制作するのに適しています。

デジタルクロージングが制作する3D衣服データを活用したビジュアルコンテンツ画像

  • 3Dビジュアルコンテンツ制作の課題を解決するソリューション

一般的に、3D衣服データを用いて多様で高品質なビジュアルコンテンツを制作するには、熟練した3DCG技術と相応の時間を要します。このことがアパレル企業において3D衣服データを用いたビジュアルコンテンツの制作・活用が他業界と比べて進んでいない大きな要因の一つだと考えられます。
そこで、デジタルクロージングは3Dデータと実写画像やAI画像を用いて、多種多様なビジュアルコンテンツを自動生成し、消費者一人ひとりの個性、感性、ニーズに寄り添ったパーソナライズド・ビジュアルコミュニケーションの実現に向けた取組みを開始していたNTTデータとともに、上述の課題解決を進め、さまざまなサイズ・顔・体形を持つAIモデル画像を用いた多種多様な着用イメージ画像の自動生成を可能にしました。
今回の取組みでは、デジタルクロージングが制作する3D衣服データがあれば、自動合成技術とAI技術により、容易に、短時間で、誰でも、高精度で多種多様な着用イメージ画像の生成が可能となります。ビジュアルコンテンツ制作に要する時間を削減するとともに、消費者の個性、感性、ニーズを踏まえた多彩なビジュアルコンテンツによるパーソナル化されたコミュニケーションにより、今まで以上にアパレル事業者と消費者との関係性を密接にすることを実現できると見込んでいます。
今後、デジタルクロージングは、本プロジェクトにおけるNTTデータの事業パートナーとして取組みをともに進め、アパレル業界の課題解決を目指します。

NTTデータが実現した自動合成技術によって生成した着用イメージ画像

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